ツツガムシはダニの仲間で、日本ではこれまでに約100種類が確認されています。
幼虫の時にのみ哺乳類に寄生するのがツツガムシの特徴で、成長すると小さな虫の卵などを食べて生活するようになります。
ツツガムシの幼虫は主にネズミなどに寄生していますが、人間に吸着することもあります。
ツツガムシに吸着された場合、刺し口は残っても痒くない場合があります。
ツツガムシの中には、「オリエンティア・ツツガムシ」という病原菌を持っているものがいます。
人の体内にこの菌が入ると風邪に似た症状が現れ、体に発疹が生じます。
これをツツガムシ病と言い、死亡例もある恐ろしい病気です。
適切な治療を受ければ治癒するので、刺し口があり前述の症状が出た場合は速やかに医療機関を受診してください。