マダニは人畜共通の健康被害を引き起こすウイルスを持っている個体もいますので、注意が必要です。
マダニの健康被害として一番多いのが、ライム病です。
これらの病気は人間や家畜にペットなどで発症する例が多く、人間が発症した場合には、噛まれた部分の周りが赤くなる遊走性紅斑などが出現し、その後高熱が出ることがあります。
全てのマダニがこのウイルスを持っているわけではありませんが、全体の10%のマダニはウイルスを保有していると考えられています。
万が一感染して発症した場合には抗生物質などを服用することで治療が可能です。
またマダニに噛まれた場合には、できるだけ速やかに病院に行って抜去を行ってもらい、念の為抗生剤を服用すればこの病気の発症は防げます。