イエダニは主としてネズミに寄生するダニですが、人間の身体に取り付いて血を吸うこともあります。
昔は住宅の中にネズミがひそんでいることが珍しくなかったので、家の中にいるダニの総称としてこの名が使われたこともあります。
一般に、ダニに刺された時の症状としてよく起こるのは患部のかゆみや痛みなどですが、イエダニの場合も同様です。
ただし、症状のあらわれ方には個人差があるので、同じ家に住む者同士でも症状が異なることがあります。
家の中に生息するダニといえばツメダニという種類もポピュラーですが、刺された痕を比べてみると、ツメダニは全体が赤く腫れるのに対して、イエダニの方は中央に水疱やしこりを伴うことが多いのが特徴です。
また、寒さにも比較的強いので冬場に症状が出た時はイエダニの可能性が高いと言えます。