ダニに刺された時の症状と言えば、かゆみや痛み、皮膚の発疹などが代表的なものです。
しかし、時にはダニに刺されたことが原因で下痢を発症したりもします。
これは主として屋外の草むらなどにひそむマダニに刺された時に起こる症状で、散歩や畑仕事の最中などに刺されることもあれば、外から帰って来たペットを経由するすることもあります。
マダニはさまざまな感染症の媒介者となる可能性があるとして、その存在には注意が払われています。
中でも重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という感染症は、有効なワクチンや治療法がまだ確立されていない深刻な病気です。
この重症熱性血小板減少症候群における前駆症状の1つに数えられているのが、下痢や腹痛、食欲低下などの消化器症状です。
原因不明の下痢を発症した時は、すみやかに医師の診断を仰ぐのが賢明です。