ダニは家の中でなく屋外でも生息しており、人間やペットに被害を及ぼすことがあります。
その代表格と言えるのが、マダニです。
マダニは畑や山林などに棲むダニで、都市部の公園などでも繁殖します。
唾液に麻酔様の物質が含まれているので、刺された直後は何も症状が出ないことがありますが、その後はかゆみや灼熱感、軽い痛みなどがあらわれます。
刺されてから発症するまでの期間には個人差があり、2,3日程度のこともあれば、1週間ぐらいは何ともないこともあります。
マダニの被害で恐ろしいのは、日本紅斑熱やライム病などの感染症を媒介することです。
中でもSFTSという略称で呼ばれる重症熱性血小板減少症候群は、重症化すると死に至ることもある深刻な病気です。
38度以上の発熱や下痢、食欲低下などの症状が出たら注意が必要です。