マダニは動物の血液を栄養分としており、寿命はおよそ2~3年です。
吸血性や大きさなどから、昆虫というよりもクモやサソリに近い生物です。
幼ダニは、20~30日かけて卵からふ化し動物に寄生します。
夏から秋まで活動し、3日~7日かけて生涯1回目の吸血をして地表に落下し若ダニへと脱皮し、1~2週間後には新しい宿主に寄生できる状態となり、2回目の吸血をして春から夏にかけて活動します。
成ダニになると、夏に活動のピークを迎え、秋以降は活動しません。
成ダニに成長すると、動物が移動する際の体熱や二酸化炭素などを完治して素早く乗り移ることができるようになります。
そしてまた1~2週間かけて生涯3回目の吸血します。
吸血でいっぱいに膨らんだマダニは、地上に落下して2~3週間かけて2千個~3千個の卵を産み生涯を終えます。
各発育段階において、秋から夏にかけて長期の休眠を取ります。